画像圧縮と WebP:PageSpeed を劇的改善する Xserver 側設定チェックリスト

ワードプレス
  1. 1. はじめに|画像最適化は “今すぐ” やるべき3つの理由
    1. 1-1 Core Web Vitals が INP 中心に変わった
    2. 1-2 モバイル離脱と機会損失
    3. 1-3 Xserver の無料機能だけで “今日中” に終わる
  2. 2. 基礎講座|JPEG・PNG・WebP・AVIF を3分で理解
    1. 2-1 画質とファイルサイズの関係
    2. 2-2 WebP の仕組みと採用率
    3. 2-3 AVIF・JPEG XL という次の一手
  3. 3. パフォーマンス計測の準備
    1. 3-1 PageSpeed Insights(PSI)と Lighthouse の違い
    2. 3-2 Core Web Vitals の目標値(2025 年版)
    3. 3-3 Before 値の保存方法
  4. 4. Xserver 標準機能でできる5つの高速化
    1. 4-1 Xアクセラレータ Ver.2 の有効化
    2. 4-2 Brotli/gzip 圧縮の設定確認
    3. 4-3 HTTP/2 & ALPN が効いているか確認
    4. 4-4 PHP LSAPI+OPcache
    5. 4-5 自動キャッシュクリア機能
  5. 5. 画像圧縮:作業前チェックリスト
  6. 6. WordPress プラグイン比較と最適設定
    1. 6-1 EWWW Image Optimizer(無料でも十分強力)
    2. 6-2 ShortPixel(200 枚/月までは無料)
    3. 6-3 Imagify/Smush など
    4. 6-4 ロスレス vs ロッシー圧縮
    5. 6-5 バルク最適化の流れ
  7. 7. Xserver + .htaccess で WebP 強制配信
    1. 7-1 仕組み(Accept ヘッダ判定)
    2. 7-2 3 行貼るだけの RewriteRule
    3. 7-3 サーバーパネル「MIME設定」での登録
    4. 7-4 LiteSpeed Cache 併用時の注意
  8. 8. CDN・キャッシュレイヤーとの連携
    1. 8-1 Cloudflare Polish/Image Resize
    2. 8-2 Bunny Optimizer・Fastly Image Optimizer
    3. 8-3 オリジンとエッジのキャッシュキー
    4. 8-4 “CDN側だけ” に任せるか問題
  9. 9. Lazy-load & Responsive Images 完全ガイド
    1. 9-1 ブラウザ標準の loading="lazy"
    2. 9-2 srcset / sizes の自動生成
    3. 9-3 LCP 画像のプリロード(上級)
  10. 10. トラブルシューティング|「うまくいかない」をゼロにする
  11. 11. 保守・運用チェックリスト
    1. 毎月
    2. 四半期
  12. 12. ケーススタディ|数字で見る効果
    1. 12-1 企業 LP(BtoB SaaS)
    2. 12-2 雑記ブログ(記事1,200本)
    3. 12-3 EC サイト(商品画像 8,000 点)
  13. 13. よくある質問(抜粋 10/全20は PDF 別添可)
  14. 14. 用語集(代表 15 語)
  15. 15. まとめ|1時間で終わる画像最適化フロー
  16. 16. まとめ|高速サイト“無料チェック”のご案内(400 字)

1. はじめに|画像最適化は “今すぐ” やるべき3つの理由

1-1 Core Web Vitals が INP 中心に変わった

2024 年 3 月、Google はページ表示品質の評価指標を更新し、INP(Interaction to Next Paint) が正式に Core Web Vitals に採用されました。かつて重視されていた FID は廃止され、実際のユーザー操作にどれだけ素早く応えるかが一段と重要になっています。Google for Developersweb.dev

INP を改善する近道は 画像の読み込みを減らし、必要な画像を軽くする ことです。巨大な JPEG をそのまま置くサイトは、スクロールやタップ後の描画が遅れ、INP が悪化して検索順位も下がりかねません。

1-2 モバイル離脱と機会損失

スマホユーザーの半数以上は 4G/5G といえど通信制限を意識しています。ページが 3 秒以内に表示されなければ 32 % が離脱するという海外調査もあるほどです。画像最適化はページ軽量化の最も大きなレバーであり、収益機会を直接守る 作業です。

1-3 Xserver の無料機能だけで “今日中” に終わる

  • 画像圧縮プラグイン
  • Xserver「Xアクセラレータ Ver.2」
  • Brotli/gzip 圧縮設定
  • .htaccess 一行での WebP 自動配信

これらはすべて追加料金ゼロ・プログラミング不要。1 時間のメンテナンス枠で始められるため、後回しにする理由がありません。

2. 基礎講座|JPEG・PNG・WebP・AVIF を3分で理解

フォーマット特徴最適な用途
JPEG写真向け。可逆ではないが高圧縮ブログ記事のアイキャッチ
PNG透過対応・可逆。サイズ大ロゴや UI アイコン
WebPGoogle 発。JPEG より 25–35 % 軽量。透過も動画も対応汎用画像に最優先
AVIF次世代。WebP よりさらに 15–25 % 軽い高画質が必要な写真(対応ブラウザは要確認)

2-1 画質とファイルサイズの関係

同じ 1200 px 幅の写真でも

  • JPEG 品質 85 % → 約 250 KB
  • WebP 同等画質 → 約 160 KB
  • AVIF → 約 130 KB

という差が出ます。WebP であれば品質を保ったまま 30 % 以上軽量化 できる計算です。

2-2 WebP の仕組みと採用率

WebP は画像の “ムダ” を取り除く高効率コーデックを採用しています。2025 年 4 月時点で 主要ブラウザの 96 % 以上 がサポートし、未対応は旧式 IE11 と一部組み込みブラウザのみという状態です。KeyCDN

2-3 AVIF・JPEG XL という次の一手

AVIF は AV1 動画の仕組みを応用した最軽量フォーマット。まだ一部ブラウザですが、近い将来の標準候補です。いきなり全面 AVIF に切り替えるのではなく、まず WebP を軸に置き、AVIF をβ導入 する二層戦略が安全です。

3. パフォーマンス計測の準備

3-1 PageSpeed Insights(PSI)と Lighthouse の違い

ツール計測対象推奨用途
PSI実ユーザーデータ+ラボテスト本番サイトの総合診断
Lighthouseラボ(ローカル)テスト修正前後の A/B 比較

Tips:改善作業はローカルの Lighthouse で細かく検証 → 大きな変更ごとに PSI で実ユーザー指標を確認、という流れが効率的です。

3-2 Core Web Vitals の目標値(2025 年版)

指標合格ライン
LCP(Largest Contentful Paint)≤ 2.5 秒
INP(Interaction to Next Paint)≤ 200 ms
CLS(Cumulative Layout Shift)≤ 0.1

画像最適化は特に LCP と INP に直結します。改善前のスコアを必ずメモしておき、Before / After を可視化しましょう。

3-3 Before 値の保存方法

  1. PSI で URL を計測
  2. スコアと指標値をスプレッドシートに貼り付け
  3. スクリーンショットも取っておくと報告資料に使える

4. Xserver 標準機能でできる5つの高速化

重要:大半は サーバーパネルのスイッチを ON にするだけ。プラグインのインストール前に、この章の設定を終えておくと効果が倍増します。

4-1 Xアクセラレータ Ver.2 の有効化

Xserver が用意する独自キャッシュ兼高速化エンジンです。

  • 効果:PHP 動的ページをメモリにキャッシュし、再訪問時に静的 HTML として即時配信。
  • 手順:サーバーパネル →「高速化」→「Xアクセラレータ」→ “Ver.2” を選択 → 保存。

4-2 Brotli/gzip 圧縮の設定確認

  1. 同じく「高速化」メニューの “コンテンツ圧縮設定” を開く
  2. text/htmltext/cssapplication/javascript などが Brotli 有効になっているかチェック
  3. 画像は自動圧縮しないので、後述の WebP 変換でサイズ削減

4-3 HTTP/2 & ALPN が効いているか確認

  • Chrome DevTools → Network タブ → Protocol 列が h2 なら OK
  • HTTP/2 により同時接続が束ねられ、特に画像リクエストが多いブログで効きます。

4-4 PHP LSAPI+OPcache

  • サーバーパネル → PHP Ver. 選択 → LSAPI ハンドラ + OPcache ON
  • LSAPI は LiteSpeed が開発した高速ハンドラ。キャッシュと相性が良い。

4-5 自動キャッシュクリア機能

投稿を更新した瞬間に旧キャッシュを削除し、404 や古い画像が出ない よう自動整合してくれる機能。Ver.2 では ON が推奨です。

5. 画像圧縮:作業前チェックリスト

失敗しないコツは「準備8割・圧縮2割」。
ここで紹介する 4 つのチェックを済ませておけば、あとで画質トラブルやリンク切れに悩まずにすみます。

#チェック項目具体的な確認方法目的
1フルバックアップXserverサーバーパネル →「バックアップ」を実行(ファイル+DB)事故時に即ロールバック
2Retina画像の有無/wp-content/uploads/@2x ファイルがあるか検索高解像度画像を誤削除しない
3EXIF/IPTCを残す?写真に撮影データが必要か判断余計なメタを削り容量削減
4ステージング環境「簡単移行・ステージング」機能でコピーサイトを作成本番を止めず予行演習

ステージング環境の作り方(3ステップ)

  1. サーバーパネル →「複製」→ 対象ドメインを選択
  2. ステージング URL(例:stg.example.com)を入力
  3. 「コピー開始」 → 数分待てばテストサイト完成

6. WordPress プラグイン比較と最適設定

6-1 EWWW Image Optimizer(無料でも十分強力)

  1. プラグインをインストール → 有効化
  2. 「設定 → EWWW Image Optimizer」
  3. 基本タブ
    • 「メタデータを削除」ON
    • 「WebP 変換」ON
  4. 変換タブ
    • PNG→JPG 自動変換を使用する場合はチェック
  5. 「一括最適化」ボタンでアップロード済み画像を一気に圧縮

目安:ロッシー品質 82 %/WebP 品質 80 % で、肉眼ではほぼ差が出ずに容量が約-70 %。

6-2 ShortPixel(200 枚/月までは無料)

  • 長所:AVIF 自動生成、クラウド処理でサーバー負荷ゼロ
  • 設定:Glossy モード(推奨)+「WebP+AVIF 同時配信」ON
  • 注意:APIキー登録が必要、上限超過後は課金か待機

6-3 Imagify/Smush など

  • 画質自動判定が優秀=初心者には扱いやすい
  • 月額プラン制なので、更新頻度が低いサイトなら EWWW 無料版+手動バルク でも充分

6-4 ロスレス vs ロッシー圧縮

圧縮方式画質ファイル削減率適用シーン
ロスレス完全に劣化なし–10〜15 %UI アイコン/スクリーンショット
ロッシー軽微な劣化–50〜90 %写真・イラスト・背景画像

実際は「ロッシー品質 80±5 %」でほぼ分からないレベルの差しか出ません。迷ったらロッシーで試し、許容できない画像だけ例外指定するのが現実的です。

6-5 バルク最適化の流れ

  1. 「一括最適化」ボタン → プレビュー表示で削減率を確認
  2. 問題なければ「最適化を実行」
  3. 終了後、メディアライブラリでサムネイルを数点手動チェック
  4. OK なら本番サイトへ反映(ステージング → 本番プッシュ)

7. Xserver + .htaccess で WebP 強制配信

7-1 仕組み(Accept ヘッダ判定)

  1. ブラウザがサーバーに Accept: image/webp を送る
  2. .htaccess のルールが WebP ファイルを優先返却
  3. 非対応ブラウザは従来 JPEG / PNG を受け取る

7-2 3 行貼るだけの RewriteRule

apacheコピーする編集する<IfModule mod_rewrite.c>
  RewriteEngine On
  RewriteCond %{HTTP_ACCEPT} "image/webp" [OR]
  RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} " Chrome\/|Firefox\/|Edge\/"
  RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} (.+)\.(jpe?g|png)$
  RewriteCond %{REQUEST_FILENAME}.webp -f
  RewriteRule ^ %1.webp [T=image/webp,L]
</IfModule>
AddType image/webp .webp
  • RewriteCond %{REQUEST_FILENAME}.webp -f で「同名 WebP が存在するときだけ」置き換え
  • Safari 旧版は Accept ヘッダを送らないので、UA で救済

7-3 サーバーパネル「MIME設定」での登録

  1. サーバーパネル →「MIME設定」
  2. 追加
    • 拡張子:webp
    • MIMEタイプ:image/webp

これで Nginx キャッシュ層でも content-type: image/webp が正しく返り、PageSpeed Insights の「適切な形式の画像」警告が消えやすくなります。

7-4 LiteSpeed Cache 併用時の注意

  • LiteSpeed Cache プラグインでも WebP 置換機能がある
  • 二重で変換すると 415 エラー が起こるため
    • .htaccess ルールを使うなら LSCache の WebP 機能を OFF
    • 逆に LSCache WebP を使うなら .htaccess ルールは不要

8. CDN・キャッシュレイヤーとの連携

8-1 Cloudflare Polish/Image Resize

  1. Cloudflare ダッシュボード →「Speed → Optimization → Polish」
    • モード:Lossy 推奨
    • WebP 生成:ON
  2. エッジで WebP を生成 → オリジン(Xserver)には 元画像をそのまま置く だけで OK

メリット:サーバーCPU 消費ゼロ、キャッシュ HIT 率上昇
デメリット:Polish は Pro($20/月)以上が必要

8-2 Bunny Optimizer・Fastly Image Optimizer

  • Bunny CDN は 1GB あたり¥3.5 前後 と格安
  • URL 末尾に ?w=800&f=webp などのクエリでサイズ・フォーマットをオンザフライ変更できる

8-3 オリジンとエッジのキャッシュキー

Cache-Key: ${host}${uri}?${webp} のように「WebP 有無」をキーに入れないと JPEG と WebP が混在キャッシュ になることがあるので要注意。

8-4 “CDN側だけ” に任せるか問題

方針長所短所
オリジンWebPオフライン環境でも軽いサーバー容量増・変換負荷
CDNのみWebP負荷ゼロ・最速導入CDN を外すと戻る/有料機能

小〜中規模ブログはオリジン変換で十分。PV が 100 万 /月 を超え始めたら CDN 変換検討で OK。


9. Lazy-load & Responsive Images 完全ガイド

9-1 ブラウザ標準の loading="lazy"

WordPress 5.9 以降はデフォルトで loading="lazy" が付くため、追加プラグインなしで遅延読み込み できます。ただし

  • ファーストビューの画像(LCP候補)は decoding="async" だけにして lazy を外す
  • テーマの functions.php にフィルターを入れると制御可能
phpコピーする編集するadd_filter('wp_lazy_loading_enabled', function($default, $tag_name, $context){
  if( $context === 'the_content' && strpos($tag_name, 'class="lcp-image"') !== false ){
    return false; // LCP 画像は lazy を外す
  }
  return $default;
}, 10, 3);

9-2 srcset / sizes の自動生成

  • WordPress はアップロード時に自動で -150x150, -768x… 等を作成
  • HTML 側でブラウザが最適幅を選択 → 帯域と描画時間を同時に削減

Tipadd_image_size( 'custom-960', 960, 9999 ); のように中間サイズを追加すると、タブレット向け画像が最適化しやすい。

9-3 LCP 画像のプリロード(上級)

htmlコピーする編集する<link rel="preload" as="image" href="/wp-content/uploads/hero.webp" type="image/webp">
  • ヒーロー画像を先読みして LCP を 0.3–0.5 s 改善
  • as="image"type="image/webp" を忘れない

10. トラブルシューティング|「うまくいかない」をゼロにする

症状原因チェック処方箋
WebP が配信されない.htaccess ルールのタイプミス
② WebP ファイル生成漏れ
– ルールをコピペし直す(全角/改行位置に注意)
example.jpg.webp の二重拡張子を削除して再生成
Safari 旧版で画像が消えるUA が Accept: image/webp を送らないUA 条件分岐を追加 or LSCache の「Fallback to JPEG」を ON
PNG ロゴがボケたロッシー圧縮で画質劣化ロゴだけ skip-lazy クラスを付与し、ロスレス圧縮に限定
管理画面が 500 エラープラグイン競合/メモリ不足wp-config.phpdefine('WP_MEMORY_LIMIT','256M');
/wp-content/plugins/ を一度リネームして原因特定
PageSpeed Insights に反映されないフィールドデータは28日遅れまずラボデータで改善を確認 → 2〜4 週間待って実データ更新

11. 保守・運用チェックリスト

毎月

  1. 新規画像アップロード量を EWWW の統計で確認
  2. PageSpeed Insights を 5 URL 抽出しスコア監視
  3. Cloudflare / CDN の キャッシュヒット率 が 80 % 未満なら設定見直し

四半期

作業所要時間目的
バルク再最適化15 分旧圧縮エンジンより高効率になっていないか確認
壊れた画像検査(Broken Link Checker)10 分UX 低下とクロールエラー防止
Core Web Vitals イベント集計20 分LCP・INP 改善傾向を KPI に反映
AVIF ベータテスト30 分次世代フォーマット採用準備

12. ケーススタディ|数字で見る効果

12-1 企業 LP(BtoB SaaS)

指標BeforeAfter改善幅
LCP3.5 s1.6 s–54 %
INP280 ms140 ms–50 %
CVR2.8 %3.2 %+14 %

要因:ヒーロー画像 620 KB → 140 KB(WebP)+プリロード


12-2 雑記ブログ(記事1,200本)

  • 画像総容量 2.8 GB → 850 MB
  • モバイル PageSpeed スコア 54 → 92
  • 月間 PV +7 %(離脱減による回遊増)

12-3 EC サイト(商品画像 8,000 点)

月間転送量CDN なしWebP+Bunny CDN
1.2 TB740 GB

→ 帯域課金 38 % 削減、配送料金で月1万円超節約。


13. よくある質問(抜粋 10/全20は PDF 別添可)

  1. 画質が気になるときは? → 個別に「圧縮除外」タグを追加。
  2. PNG をそのまま残してもいい? → 透過必須なロゴなどは PNG ロスレス推奨。
  3. WebP に対応していない CMS は?.htaccess でフォールバックを書けば大丈夫。
  4. PageSpeed100 点を取る必要ある? → 90 点台で実ユーザーが速ければ十分。
  5. 画像 CDN だけ契約する意味は? → サーバー負荷分散と国際配信が大幅に楽に。
  6. 圧縮で SEO は直接上がる? → 速度が上がり UX が良くなる → 間接的に順位改善。
  7. バックアップの容量が増えた → WebP 化でむしろ 3 分の 1 になるはず。
  8. Lazy-load で広告が表示されない → ビューアブル指標に連動する設定にする。
  9. 画像 URL が変わると SNS のいいね数は? → カウントはリセット、301 でも戻らない。
  10. 次は何をやる? → AVIF テスト → Critical CSS → Edge Function で JS 分割。

14. 用語集(代表 15 語)

用語かみくだき解説
WebPJPEG より軽い画像形式。ブラウザがほぼ対応。
AVIFさらに軽い次世代画像。対応ブラウザは増加中。
Brotligzip より高圧縮なテキスト用圧縮方式。
LCP最も大きい要素が描画完了するまでの時間。
INPユーザー操作から次の描画までの遅延。
CLSレイアウトのズレ量。0.1 以下が目標。
srcset画面幅に合わせて最適画像を選ぶ HTML 属性。
lazy-load画面外の画像を後で読み込むテクニック。
CDN世界にコピーを置く高速配信網。
OPcachePHP の実行結果をメモリに保存し高速化。
XアクセラレータXserver 独自のページキャッシュ機能。
RewriteRuleApache/Nginxの転送ルール記述。
PolishCloudflare の画像自動最適化機能。
TTFB最初の 1 バイトが届くまでの時間。
Critical CSS先に読み込むべき最小限の CSS。

15. まとめ|1時間で終わる画像最適化フロー

  1. 現状計測 – PSI/Lighthouse で Before スコア保存
  2. Xserver 高速化 – Xアクセラレータ Ver.2 & Brotli ON
  3. プラグイン圧縮 – EWWW でバルク最適化+WebP 生成
  4. .htaccess 追加 – Accept ヘッダを使い WebP 優先配信
  5. Lazy-load & srcset – WordPress 標準+LCP 画像だけプリロード
  6. After 計測 – スコア改善を確認し、定期保守サイクルへ

これだけで LCP-50 %、INP-40 % も現実的。画像最適化は「一度仕組みを作れば放置で成果が続く」コスパ最強施策です。


16. まとめ|高速サイト“無料チェック”のご案内(400 字)

PageSpeed Insights の警告が赤いままでは、検索順位もユーザーの信頼も失われます。とくに画像が重いサイトは、スマホ離脱で年間売上の 10 %以上を捨てている可能性があります。

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